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イトリゾール(イトラコナゾール)の併用禁忌の薬剤(成分・商品名)まとめ
このページでは、
イトラコナゾール成分(内服薬)との併用禁忌薬剤についての情報を載せています。
2020年12月更新
添付文書検索
経口抗真菌剤
・イトリゾール内用液1%
・イトラコナゾール内用液1%「ファイザー」
・イトリゾールカプセル50
・イトラコナゾール錠50mg「科研」
・イトラコナゾール錠50mg「日医工」
・イトラコナゾール錠100mg「日医工」
・イトラコナゾール錠50「MEEK」
・イトラコナゾール錠100「MEEK」
・イトラコナゾール錠200「MEEK」
・イトラコナゾールカプセル50mg「SW」
併用禁忌薬剤の成分名
・ピモジド
・キニジン
・ベプリジル
・トリアゾラム
・シンバスタチン
・アゼルニジピン
・ニソルジピン
・エルゴタミン
・ジヒドロエルゴタミン
・エルゴメトリン
・メチルエルゴメトリン
・バルデナフィル
・エプレレノン
・ブロナンセリン
・シルデナフィル(レバチオの場合)
・タダラフィル(アドシルカの場合)
・アスナプレビル
・バニプレビル
・スボレキサント
・イブルチニブ
・チカグレロル
・アリスキレン
・ダビガトラン
・リバーロキサバン
・リオシグアト
・肝臓又は腎臓に障害のある患者で、
コルヒチンを投与中
イトラコナゾールは肝代謝酵素CYP3A4を阻害する。肝臓又は腎臓に障害のある患者には肝代謝酵素CYP3A4を強く阻害する薬剤は投与しないことが必要であるため。
併用禁忌薬剤の商品名(先発品)
■印: 商品名
影響はすべて代謝阻害により以下薬剤の作用の増強
(CYP3A4、P糖蛋白阻害作用)
統合失調症、小児の自閉性障害、精神遅滞に伴う症状の治療薬
■ オーラップ錠1mg/錠3mg/細粒1%
成分:ピモジド
QT延長が発現する可能性がある。
不整脈治療剤
■ 硫酸キニジン「ホエイ」(キニジン硫酸塩水和物)
■ キニジン硫酸塩錠100mg「ファイザー」(キニジン硫酸塩水和物)
成分:キニジン硫酸塩水和物
QT延長が発現する可能性がある。
頻脈性不整脈・狭心症治療剤
■ ベプリコール錠50mg/錠100mg
成分:ベプリジル
QT延長が発現する可能性がある。
睡眠導入剤
■ ハルシオン0.125mg錠/0.25mg錠
成分:トリアゾラム
トリアゾラムの作用の増強、作用時間の延長があらわれることがある。
HMG-CoA還元酵素阻害剤
高脂血症治療剤
■ リポバス錠5/錠10/錠20
成分:シンバスタチン
横紋筋融解症があらわれやすくなる。
持続性Ca拮抗剤
高血圧症治療薬
■ カルブロック錠8mg/錠16mg
成分:アゼルニジピン
■ レザルタス配合錠LD/配合錠HD
成分:オルメサルタンメドキソミル・アゼルニジピン配合剤
高血圧症、狭心症治療薬
■ バイミカード錠5mg/錠10mg
成分:ニソルジピン
上記薬剤の血中濃度を上昇させることがある。
エルゴタミン製剤
血管性頭痛,片頭痛,緊張性頭痛治療薬
■ クリアミン配合錠A1.0/配合錠S0.5
成分:エルゴタミン
片頭痛(血管性頭痛)、起立性低血圧治療薬
■ ジヒデルゴット錠1mg
成分:ジヒドロエルゴタミン
血管攣縮等の副作用が発現するおそれがある。
子宮収縮止血剤
■ メテルギン錠0.125mg
成分:メチルエルゴメトリン
血管攣縮等の副作用が発現するおそれがある。
勃起不全治療剤
■ レビトラ錠5mg/錠10mg/錠20mg
成分:バルデナフィル
バルデナフィルのAUCが増加しCmaxが上昇するとの報告がある。
参照
Cmax:最高血中濃度
AUC:血中濃度曲線の積分値(面積)
AUCが大きいイコール
簡単に言うと高い効果、逆に副作用が強く出るといったことを意味します。
選択的アルドステロンブロッカー
高血圧症、慢性心不全治療薬
■ セララ錠25mg/錠50mg/100mg
成分:エプレレノン
エプレレノンの血中濃度を上昇させるおそれがある。
抗精神病剤
■ ロナセン錠2mg/錠4mg/錠8mg/散2%
成分:ブロナンセリン
ブロナンセリンの血中濃度が上昇するおそれがある。
ホスホジエステラーゼ5阻害薬
肺動脈性肺高血圧症治療薬
■ レバチオ錠20mg/ODフィルム20mg/懸濁用ドライシロップ900mg
成分:シルデナフィルクエン酸塩
シルデナフィルの血中濃度を上昇させるおそれがある。
勃起不全治療剤のシルデナフィル錠25mg・50mg/バイアグラ錠25mg・50mg/バイアグラODフィルム25mg・50mg(成分:シルデナフィルクエン酸塩)の添付文書では併用注意の記載。
■ アドシルカ錠20mg
成分:タダラフィル
タダラフィルの血中濃度を上昇させるおそれがある。
前立腺肥大症に伴う排尿障害のザルティア錠2.5mg/ザルティア錠5mg(成分:タダラフィル)の添付文書では併用注意の記載、
勃起不全治療剤のシアリス錠5mg/シアリス錠10mg/シアリス錠20mg(成分:タダラフィル)でも、併用注意の記載。
C型肝炎治療薬
抗ウイルス剤/HCV NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤
■ スンベプラカプセル100mg
成分:アスナプレビル
抗ウイルス剤
■ ジメンシー配合錠
成分:ダクラタスビル塩酸塩・アスナプレビル・ベクラブビル塩酸塩
アスナプレビルの血中濃度が上昇し、肝臓に関連した副作用が発現、重症化するおそれがある。
抗ウイルス剤
C型肝炎治療薬
■ バニヘップカプセル150mg
成分:バニプレビル
バニプレビルの血中濃度が上昇し、悪心、嘔吐、下痢の発現が増加するおそれがある。
オレキシン受容体拮抗薬
不眠症治療薬
■ ベルソムラ錠10mg/15mg/20mg
成分:スボレキサント
スボレキサントの作用を著しく増強させるおそれがある。
抗悪性腫瘍剤(ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤)
■ イムブルビカカプセル140mg
成分:イブルチニブ
イブルチニブの血中濃度が上昇し、副作用が増強されるおそれがある。
抗血小板剤
■ ブリリンタ錠60mg/錠90mg
成分:チカグレロル
チカグレロルの血中濃度が上昇し、出血の危険性が増大するおそれがある。
直接的レニン阻害剤
高血圧症治療薬
■ ラジレス錠150mg
成分:アリスキレンフマル酸塩
アリスキレンのCmax及びAUCが上昇したとの報告がある。
参照
Cmax:最高血中濃度
AUC:血中濃度曲線の積分値(面積)
AUCが大きいイコール
簡単に言うと高い効果、逆に副作用が強く出るといったことを意味します。
直接トロンビン阻害剤
塞栓症の発症抑制薬
■ プラザキサカプセル75mg/カプセル110mg
成分:ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩
ダビガトランの血中濃度が上昇し、出血の危険性が増大することがある。
選択的直接作用型第]a因子阻害剤
塞栓症の発症抑制薬
■ イグザレルト錠10mg/錠15mg/細粒分包10mg/細粒分包15mg
成分:リバーロキサバン
リバーロキサバンの血中濃度が上昇し、出血の危険性が増大するおそれがある。抗凝固作用が増強されると考えらる。
可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤
肺動脈性肺高血圧症治療薬
■ アデムパス錠0.5mg/錠1.0mg/錠2.5mg
成分:リオシグアト
リオシグアトの血中濃度を上昇させるおそれがある。
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